帝京大学産業環境保健学センター(Teikyo Center for Occupational and Environmental Health: T-COEH)は、産業環境保健およびEBM(根拠に基づく医療)の人材育成、調査研究、活動支援等のためのプラットホームです。なお、EBMセンターは、帝京大学産業環境保健学センターの設置に伴い、2017年4月より当センターのEBM部門として活動を行っています。
産業構造の変化、グローバリゼーション、労働力の高齢化など、産業保健を取り巻く状況が変化する中、過重労働、メンタル不調、正規?非正規間格差など、解決困難な産業保健分野課題が生まれています。また、アジア地域等での都市化を背景に、大気汚染などの地球規模あるいは地域の環境問題が深刻化しています。こうした問題を効果的に解決するためには科学的根拠の蓄積および科学的根拠に基づく健康政策の立案?実施?評価が必要とされています。
帝京大学では、2014年から3年間、文部科学省による「産業保健高度専門職養成の大学院プログラム」を実施するなど、当該分野の人材育成を行ってきました。環境保健分野では、アジアを中心に海外の拠点大学との共同研究を進めています。そこで、これまでの成果をもとに、産業保健、環境保健およびEBMに関する人材育成、調査研究、活動支援等を行う総合的なプラットホームとして帝京大学産業環境保健学センター(T-COEH)を設置しました。
3つの部門(産業保健部門、環境保健部門、EBM部門)により、当該分野の人材育成や国内外での調査研究、活動支援等を推進します。
産業保健の推進のために、産業保健分野の人材育成、調査研究、産業保健活動の支援などを行っています。
■専門職の育成?教育
■調査研究
■企業に対する産業保健活動の支援
■その他
環境保健の推進のために、環境保健分野の人材育成、調査研究、産業保健活動の支援等を行っています。
■調査研究
■専門職の育成?教育
■その他
帝京大学EBMセンターの活動を引き継ぎ、エビデンスに基づく医療?保健?研究?教育の実現をめざして、現存する最新?最良のエビデンスの利用の普及を図っています。
■保健医療?教育分野における最新?最良のエビデンスの利用?作成の援助
■保健医療分野におけるEBMの啓発普及のための広報?出版活動
■関連他施設との情報交換と共同研究の推進
※旧EBMセンターの出版物です。
Evaluation in Medicine and Health Care Toward Evidence Based Medicine
Eiji Yano
Nankodo Co., Ltd., Tokyo, 1999 ISBN4-524-22256-1
医療と保健における評価 Toward Evidence Based Medicine(日本語版)
矢野栄二 編集
南江堂洋書部 1999 ISBN4-524-22287-1
Evidence Based Medicineによる健康診断
矢野栄二、小林廉毅、山岡和枝
医学書院 1999 ISBN4-260-10632-5
Evidence Based Medicineのための医学統計?SPBSの活用方法 CD-ROM付き
村田勝敬、矢野栄二 編集 EBMセンター
株式会社 南江堂 2002 ISBN4-524-23569-8
EBM健康診断 第2版
編集 矢野栄二、小林廉毅、山岡和枝
株式会社 医学書院 2003 ISBN4-260-10635-X
ロスマンの疫学 科学思考への誘い
Kenneth J. Rothman 著
矢野栄二、橋本英樹 監訳
株式会社篠原出版新社 2004 ISBN978-4-88412-268-3
5日で学ぶ統計学 学習プログラム
中尾睦宏、錦谷まりこ、矢野栄二 編集 EBMセンター
株式会社篠原出版新社 2005 ISBN4-88412-258-5
EBM公衆衛生
矢野栄二、高木二郎 訳
株式会社篠原出版新社 2007 ISBN978-4-88412-284-3
平成21年医師国家試験出題基準対応 EBM医学統計学
船渡川伊久子、中尾睦宏、矢野栄二 編集 EBMセンター
株式会社篠原出版新社 2007 ISBN978-4-88412-334-5
本センターは、帝京大学板橋キャンパスにて活動を行っています。
帝京大学産業環境保健学センター
〒173-8605 東京都板橋区加賀2-11-1
帝京大学板橋キャンパス 大学棟本館6階