- 板橋キャンパス
医学研究科
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高い研究能力をもつ、
医療系人材の育成をめざします
医学研究科は、医師の臨床能力の基礎を培います。医学を研究することによって研究成果をあげることはもちろん重要ですが、研究の過程を通して疾患に対する考え方や、診断?治療の背景にある現象や事実を認識することで、医師としての能力をさらに充実したものに育成します。
国際化や科学?技術の発展に伴い医療や保健を取り巻く環境は大きく変化しています。このような科学?技術の発展は、新たな診断法や治療法の開発を促し、それが医療保健の現場において患者の治療や人々の健康の維持?増進に寄与しています。そのため、社会の発展や国際化が医学?医療に及ぼす影響を正しく認識し、基礎的研究や臨床研究を通して医学の進歩に寄与するとともに、最新の研究成果を医療現場に導入し実践するための大学院教育の重要性は高まっています。
本学医学研究科では、建学の精神である「国際性、創造性、専門性、実学」に則り、優れた研究?診療能力を備えた医療系人材および高い研究能力をもつ医学系研究者を育成し、医学の発展に貢献することを目指しています。基礎と臨床の垣根が低く、研究と臨床の両立を目指すことが本学の特色です。基礎医学分野でも、基礎研究の第一人者でありながら実際の診療の現場にも立つ教員から研究指導をうけることができます。臨床医学分野では、臨床経験を積み重ねながら臨床現場における実際的?実践的課題を見出し、それを深く追求する方法を学ぶことができます。教員の幅広い人脈を生かした、他大学?他施設との連携も活発に行われています。国内?国際学会での発表、和文?英文の論文執筆も、大学院ならではの経験です。医学研究が医師の臨床能力の基礎を養い、研究の経験が医師としての能力をさらに充実させるものと信じています。さらには、研究マインドを持った高度な専門職職業人や国際舞台で活躍するプロフェッショナルが育つことを期待しています。
本大学院では新しい発展を図るため、2016年度より従来の5専攻から1専攻(医学専攻)に改組しました。また、各科横断的な病態の解析や診療に寄与する目的で、総合病態診療学分野を新たに設けるなど分野を改編しました。医学研究を通して広く医療の課題を解決してゆこうとする、意欲ある大学院生の入学を歓迎します。