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研究とSDGsのつながりを知る。TEIKYO SDGs Report 帝京大学の先生たちが行っている研究活動内容がどのようにSDGsとつながっているのかをひも解きます。 研究とSDGsのつながりを知る。TEIKYO SDGs Report 帝京大学の先生たちが行っている研究活動内容がどのようにSDGsとつながっているのかをひも解きます。

kiyotaka Watanabe kiyotaka Watanabe
今回の職員
今回の職員

帝京大学教育学部初等教育学科 
教授

中山京子 先生

今回の先生
どんな先生?

公立小学校、国立大学附属小学校教諭を経て、京都ノートルダム女子大学で教員養成の仕事を始める。2010年、帝京大学の准教授に就任し、博士学位を取得。以後、現職。教育活動のかたわら、国際理解教育、多文化教育、社会科教育を専門に研究活動を継続している。

WHAT ARE 17GOALS OF SDGs?
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「責任」の教育 教育学部の中山ゼミでは、世界的リゾート地として知られるグアムにフォーカスした活動を展開。国際交流はゼミにとどまらず、系列小学校の国際理解の授業にまで発展しました。

中山ゼミではグアムを通して国際理解教育や交流活動を実施

ゼミでは国際交流活動の一環として、グアムの高校生を受け入れ、ゼミ生が日本文化や学生生活の紹介活動を行う。ゼミ生がグアムに行って、彼らの現地の生活を知る機会もある。

ゼミ生が「チャモロダンス」を通してグアムの歴史や文化的背景を伝えるグループを設立

チャモロダンスとは、グアムの先住民であるチャモロの神話や民話、現代の人々の想いをダンスで表現したもの。古い時代の踊りとスペイン統治時代の影響を受けたダンスなどがあり、衣装も異なる。グアムは日本に侵略された歴史もあり、学生はダンスを通してグアムの歴史や考えを学ぶ。

ゼミ生が小学校教諭になり小学校の国際理解の授業の中でチャモロダンスを取り上げる

帝京大学小学校の教諭となったゼミ生が、小学3年生を対象に、チャモロダンスの披露から文化、言語、音楽など異文化を探究する授業を実施。その際にはゼミ生も小学生の学びをサポート。

チャモロ文化の理解から得た学びを未来に伝える「責任の教育」の好循環が実現

たとえば、途上国から資源を得る先進国には「責任」があり、現代を生きる私たちは未来への「責任」がある。こうした「責任」が示す範囲は広く理解が難しい。中山ゼミのアクションは、まず、グアムの複雑な歴史を学ぶことで国家間や経済関係に隠された「責任」を認識する。そして、学んだ学生が、卒業後に教諭となることで子供たちに「責任」を教育する循環を生んだ。まさに、SDGsを教育の現場で実践している好例だと言える。

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