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研究とSDGsのつながりを知る。TEIKYO SDGs Report 帝京大学の先生たちが行っている研究活動内容がどのようにSDGsとつながっているのかをひも解きます。 研究とSDGsのつながりを知る。TEIKYO SDGs Report 帝京大学の先生たちが行っている研究活動内容がどのようにSDGsとつながっているのかをひも解きます。

kiyotaka Watanabe kiyotaka Watanabe
今回の職員
今回の職員

帝京大学経済学部経営学科 
講師

三竝康平 先生

今回の先生
どんな先生?

2015年神戸大学大学院経済学研究科博士課程後期課程修了。2019年より現職。中国社会経済をはじめ、イノベーションの社会実装、産学官連携プロジェクトを通じた地方創生、大学発ベンチャーやアントレプレナーシップ教育の新しいあり方に関する研究に取り組む。

WHAT ARE 17GOALS OF SDGs?
WHAT ARE 17GOALS OF SDGs?

学生と挑む、資本主義の新形態 三竝先生が担当する経済学部のゼミでは、学生中心で構成される新しいスタイルの株式会社を立ち上げ、運営をバックアップ。2年で強制的に社員が入れ替わるという極めてユニークな法人形態を構想しています。

帝京大学発ヨーグルトプロジェクトで地方創生に挑戦!

三竝ゼミでは、帝京大学医真菌研究センター長の関水教授が発見した乳酸菌を活用した新製品開発に着手。産学官連携プロジェクトへの参加を通して、学生の挑戦と学びの場をつくる。

産学官連携プロジェクトで民間提案制度を活用し新製品開発をプレゼンし採択!

茨城県常総市の地域資源である規格外野菜や乳酸菌を用いて漬物などの地域特産品を警備会社のALSOKと共同開発するという、学生の新事業提案が採択された。

学生が中心となって運営し、2年で新陳代謝する株式会社を設立

このプロジェクトをきっかけに、学生運営の株式会社LABiTを設立。学生がゼミに関わるのは2年間のため、2年ごとに組織の人間が生まれ変わるスタイル。人が入れ替わっても「イズム」を継承し、アップデートしていけるかどうかが継続のカギになりそう。

※LABiTは、Lactic Acid Bacteria Innovation by Teikyoの略。 「帝京大学による乳酸菌を活用したイノベーション」の意味。

大学側はプロジェクトを「生きた教材」と捉え学生の活動をバックアップ

LABiTは学生が自分たちの力で運営。大学は、経営に参画することはなく、ヨーグルトなどの商品を学内の売店や学食で展開するといった後方的なサポートを行う。

このユニークな株式会社は資本主義の次の時代を切り拓けるか?

香港の国際食品見本市に学生を派遣するなど、活動の国際的なPRにも挑戦。学生運営、2年単位の強制的な社員入れ替えという斬新な思想の企業は、新しい法人のあり方として持続可能な方法論を編み出せるか。今後に期待!

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