どうして帝京大学を選んだの?勉強大変だった?オープンキャンパスってどう?
入試のときに苦労したことある?大学生活や一人暮らしってどんな感じ?
地方出身の帝京大生に、大学をめざしていたころのこと、
大学生になった今のこと、いろいろ聞いてみました。
富山県富山市出身
2012年帝京大学法学部法律学科入学
現在同大学八王子キャンパス勤務
根建 幸一さん
オープンキャンパスへの参加は、
「自分の目や耳でキャンパスライフを
知ること」
大学生活がどんなものか、
親戚や先輩から電話やメールで情報収集。
受験のときにまわりの友人は京都、大阪、奈良など関西圏への進学を希望していました。僕も最初は関西圏の大学に行こうと思っていたのですが、大学でやりたいことを調べていくうちに東京の大学でもできることがわかり、東京の大学への進学をめざしました。最初は一人暮らしを不安がっていた両親も、従兄弟が東京にいることもあって最後には認めてくれ、背中を押してくれました。
学びたかったのは「犯罪捜査心理学」。当時見ていたドラマの影響です。プロファイリングしていく捜査の流れなどがいいなと思ったので、犯罪捜査心理学を学べる大学に行きたいと思いました。
東京の大学で学びたい気持ちは高まっていましたが、大学生活がどんなものかわからないので不安はありました。なので、東京にいる従兄弟や地元を出て一人暮らしをしている高校の先輩に電話をしたり相談にのってもらったりするうちに、少しずつ不安な気持ちがなくなっていきました。
まわりに親しい大学生がおらず、大学生活について知る機会が少なかったので、オープンキャンパスに参加し、実際に在学生とかかわって情報収集しました。
オープンキャンパスは構内だけじゃない、
情報は大学のまわりにも。
オープンキャンパスに参加したのも、大学生活がどんなものかを知りたかったから。学生が学んでいる雰囲気や入学後のイメージを、自分の目と耳で確かめたかったんです。 参加したオープンキャンパスの中には、帝京大学のように大きな大学もあり、校舎の外観がとても印象的でした。大学のまわりにきれいなマンションがたくさんあることにもびっくりしましたね。事前に従兄弟からの情報も参考にしていましたが、地元にあるアパートや小さなマンションをイメージしていたので印象が大きく変わりました。
あまりにも環境が変わるので「こんなところで暮らせるかな……」と思った半面、「通学は電車かな、自転車でもいいな」とか「住むならどの辺かな」とか、具体的なイメージを固めることができてワクワクしました。そういう点でも、オープンキャンパスに参加してよかったと思います。
とにかく学生スタッフの方の親切さに感動しました。
一緒にオープンキャンパスに参加した両親も、学生スタッフになってほしいと言っていました。
あと、キャンパスのきれいさは大学を選ぶうえでポイントでした。
試験前日、地元の友人へ電話。
聞きなれた声が不安を和らげてくれた。
自分の実力で挑戦できるので、受験は一般入試(現:一般選抜)を選びました。
苦労したのは東京までの移動距離が長かったこと。土地勘がないので電車の乗り継ぎも心配で試験とは別の緊張感がありました。ここでも従兄弟に事前に聞いたり、自分でも情報収集をしたりして、何度も行くまでの道をシミュレーションしたことを覚えています。
合計3校を受験して2校は日帰りでしたが、帝京大学を受験したときは宿泊しました。部活でサッカーをやっていて規則正しい生活には慣れていましたが、ホテルでは朝起きられるか心配でしたね。
不安を忘れるために勉強していたらいつの間にか夜中に。寝なきゃと思っても寝られず、すでに合格していたサッカー部の友人に電話してしまいました。他愛ない会話をしただけですが、地元の友人の聞きなれた声を耳にすると不安な気持ちも和らぎました。
地域試験会場を利用したので、受験時にキャンパスを訪れておらず、入学後に構内がよくわからなくて苦労しました。
一人暮らしは大変だったけれど、
社会人生活のいい予行練習になった。
最終的に、進学は帝京大学を選びました。
入学した直後は友人がつくれるか不安でしたが、ライフデザイン演習という講義でクラス単位の打ち解けた雰囲気の中で仲間たちと話すうちに、徐々に前向きになれました。
一人暮らしは大変でしたね。今まで両親におんぶに抱っこだったので、買い出し、自炊、洗濯、掃除とつらいことも多かった。でも、自分の時間が多くつくれたことや、何かに集中して取り組むといった意味では有意義な時間が過ごせたと思います。
それに自己管理能力や、何か問題が起きたときに自分で考えて切り抜ける術が身についた気がします。社会人になると自分でいろいろなことを判断し、決断、行動しなければいけない。その予行練習になっていたと今では感じます。
大学を卒業後、通っていた八王子キャンパスで大学職員の仕事に就きました。
オープンキャンパスにも携わっています。参加した学生が「建物がきれい!」とか「でかい!」とか、僕が当時オープンキャンパスでつぶやいたようなことをその土地の言葉で言っているのを耳にします。同じように感じるんだなと思いますね。そして、「ここからだぞ!」ってエールを送りたくなります。
僕もオープンキャンパスに参加して、自分の目や耳で大学での生活や東京での暮らしを感じることができたことで、大学生活に対する期待が高まりました。だから大学受験をめざすみなさんにも、オープンキャンパスに参加して自分の目や耳でキャンパスライフを感じてほしいですね。大学の職員として、そして地方出身の先輩として、あらためて高校生の皆さんにお伝えしたいです。
家族が離れていてすぐ駆けつけることができなくても、
友達や先輩を頼って毎日の生活を乗り越えました。