薬学部では、在学生一人ひとりがICT機器を使用し、自ら学習できる環境を整えています。また、在学生の学びのためのさまざまな情報を提供したり、個別学習相談を行う薬学教育研究センターを設置するなど、設備と運営の両面できめ細かい学習支援を行っています。
2012年度よりICT機器を導入し、授業に活用
薬学部では、2012年度より「学習支援システム(2018年度入学生まではiPadを使用、2019年度入学生からはパソコンやiPad、スマートフォン等の各種ICT機器に対応)」で、自主的に学習する環境を提供しています。たとえば、授業で使用するプリント資料をデータ化し、シラバスと関連付けてオンラインで配信しています。これらの資料は各自で印刷したり、ICT機器で閲覧?管理をして活用できます。
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自己学習用のアプリケーションで目標達成
薬学共用試験CBTと同じ形式の問題などをICT機器を用いて解答し、正解や解説を確認することができます。1年次から使用でき、6年後の到達目標を把握しながら在籍する学年のレベルに応じた学力の確認を行うことができます。また、アプリケーション内の問題は、キーワードや講義科目名で抽出することができるほか、単純な暗記にならによう工夫されているため、修得した知識を確実に定着させることができます。
学習面でのサポート
薬学部では、学習支援委員会の教員と薬学教育推進センター(学習推進ユニット?就学支援ユニット)を中心に学習をサポートしています。低学年の学生に対しては、薬学部生としての合理的?効果的な学習方法の指導や学習計画の作成支援、十分な学力が身についていない科目について補充の演習を行う機会を設け、基礎学力の底上げや自己主導型学習の促進をはかっています。高学年の学生に対しては、薬学部の教員が独自に作成した薬学共用試験CBT形式の問題や薬剤師国家試験対応の問題の提供、補習講義の企画など、学生の総合的な学力を向上させるさまざまな取り組みを行っています。さらに、薬学教育推進センター学習推進ユニット(大学棟本館7階)、就学支援ユニット(2号館1階)では、学習相談スペースを設置しており、希望者に対する学習相談も行っています。
生活面でのサポート
講師以上の専任教員が少人数の学生ごとに修学支援等を個別に行う担任制を設けており、1~3年生までは担任教員、4~6年生は配属研究室の教員がサポートしています。また、その他にも医療共通教育研究センター学生支援室(大学棟本館地下1階)でも相談対応を受けることで、学生一人ひとりのニーズに合わせたきめ細かなサポートを行っています。
講義の動画配信、薬学英語アプリなど、更なる学習環境と支援体制の強化を予定
薬学部では、学生の自己研鑽能力や学ぶ姿勢を養うために、現状に満足することなく、更なる学習環境と支援体制の充実をはかります。