教職課程における宇都宮キャンパスの活動をご紹介します。教員同士の連携により、学部の専門科目とのつながりも意識した活動を展開しています。
宇都宮キャンパスは、理工学部?医療技術学部柔道整復学科?経済学部地域経済学科があり、理系、医療系、文系の学生が1つのキャンパスで学んでいます。ここでは、学部学科の系統に関わらず、これからの知識基盤社会の下で育つ生徒を指導できる教育の専門家としての確かな力量を持った教師を育成することをめざしています。
宇都宮キャンパスでは、教職課程を履修する学生に履修履歴の把握および「教職実践演習」のために電子化した「教職課程履修カルテ」を準備し、記載を義務づけています。学生は、定められた期間に教職課程科目の履修状況、成績、学びの状況のふり返りを専用のホームページから記載します。担当教員はこのシステムを活用し、学生の学びの状況を把握するとともに、指導に役立てています。
幅広い情報の取得と情報の発信を学ぶために、教養と専門の両方を視野に入れた系統的な読書指導を行い、図書館を利用して自学自習を行うことを奨励しています。
学生への指導を効果的かつ組織的に行うため、教職科目担当教員と専門科目担当教員の連携協力を促進し、学生の教員としての資質能力を高めるべく授業内容の検討をしています。
合格した自治体:広島県教員採用試験合格(保健体育)
コミュニケーションをとることが苦手な生徒に、体育で運動することを通してコミュニケーションをとることの楽しさや運動すること自体の楽しさや喜びを味わうことができるような手助けがしたいと思ったからです。
まず、柔道整復師国家試験に向けた勉強と、教員になるための勉強を両立できるよう計画をたてました。また、アルバイトやサークルを通してたくさんの人とかかわり、いろいろな考え方や価値観に触れることで自分の考えの幅が広がりました。ほかにも、現役教員の方の講演会に参加し、今の教育現場の状況や実際に行われている指導法などを積極的に学びました。
過去問を解き、わからない点があったら教職の先生方に教えていただきながら勉強を進めました。また、広島県ではどのようなことに力を入れているのかを県の教育委員会のホームページを調べ、母校の先生方にも聞きながら県の特徴をおさえ、面接に備えました。
生徒たちに伝えたいことを簡潔に伝える能力の重要性と、メリハリをつけることの大切さを学びました。体育の授業では生徒たちが体を動かす時間を少しでも多くとるため、簡潔にまとめて伝えることが重要だと実感しました。また、休憩時間の気持ちのまま授業に入ると怪我につながりかねません。なので、メリハリをつけて安全に楽しく授業を進めることが大切だと思います。
生徒たちが「早く学校に行きたい」「友達と話したり先生の授業を受けることが楽しみだ」と思ってもらえるような教員になりたいです。そのためには、生徒が楽しみながら学ぶことができる授業を考え、実践し、それを振り返りながら次につなげていくことが大切だと思います。生徒と一緒に成長する教員になりたいです。
自分たちの学部学科の勉強をしながら教員をめざすことは大変だと思います。私も何度も大変だと思いましたが、4年次に教育実習に行った際、生徒たちと一緒に過ごしていくなかで、生徒たちが笑っている顔を見ると「また頑張ろう」と前向きな気持ちになり、教員になりたい思いが強くなりました。このような経験ができたのも、毎日コツコツとがんばってきたからだと思います。皆さんも今の努力は必ずいい経験につながると思うので頑張ってほしいと思います。
合格した自治体:埼玉県教員採用試験合格(理科)
昔から学校が好きで学校で働くことができたら楽しいだろうな、と思ったことが教員をめざしたきっかけです。帝京大学に入学してから、教職課程での授業や塾でのアルバイト、教育ボランティアなどのいろいろな経験を通して、これから出会う子どもたちに、科学のおもしろさを伝えられる教員になりたいと改めて感じるようになり、本格的に教員になることを志しました。
取り組んだことの中で最も大切だったと思ったことは、たくさんの本を読むということです。もともと本を読むことが好きではなかったのですが、大学に入学してからは毎日本を読むように心がけました。やはり、教員になるからには幅広い知識や教養が必要だと考えたからです。結果的に、毎日本を読むようになってから、知識はもちろん思考力も身についたように感じます。そして、今では読書が一番の趣味になりました。
2年生の冬頃から1次試験の対策を始めました。そこから、専門教養(理科)で9割、一般?教職教養で8割の点数を目標に計画的に勉強しました。1次試験は傾向を分析して、徹底的に対策する、これにつきます。二次試験に対しては対策も大切ですが、日頃から自分の教育観を磨くことや教育問題について自分の意見を持つことが大切だと思います。僕は週に一度、教職課程の友人や大学の先生たちと教育について考える場がありました。そこで自分の教育観が磨かれたと思います。
生徒とコミュニケーションをとることの大切さを学びました。なぜなら、生徒とのコミュニケーションを取るか取らないかで、生徒の反応が全く異なるからです。その差が顕著に表れたのが授業です。あまり生徒と話せていない1回目の授業より、生徒との距離が近くなった最後の授業の方が生徒のリアクションがよかったと感じました。教員は普段の生活の中で、いかに生徒との信頼関係を築くかが大切なのだと学びました。
科学のおもしろさを伝えるために、生徒と一緒に楽しみながら授業を展開できる教員です。なぜなら、教員自身が科学を楽しむことで、生徒にも楽しさが伝染すると考えるからです。そして、正しい判断ができる教員です。生徒が羽目を外したときは叱ることができ、楽しいときには一緒に笑い、自分が間違ったことをしてしまったときは生徒に謝ることができるような、人間として正しい判断ができる教員になりたいと思います。
いろいろな人とふれあい、「人間を知る」ことが大切だと思います。たくさん遊んだり、アルバイトをしたり、ボランティア活動をしたり、学習会を開いたりといろいろな方向から人とふれあうことが大切です。たくさんの人と話すことで、自分にはない考えや違う価値観を知ることができます。最終的には、それらの価値観から自分という人間を知ることが教員としての力を高めることにつながるのではないでしょうか。大学生の時間を存分に使い、すばらしい教員になってください。
合格した自治体:栃木県教員採用試験合格(理科)?茨城県教員採用試験合格(理科)
もともと学校が好きで、「教員」という仕事に強い憧れがありました。また、高校3年生の時に理科に興味を持ち、理科教員になりたいと考えました。大学では最先端の科学技術や理科教員として基礎的な知識を学べる理工学部に進学し、教員になりたいという気持ちを固めました。
普段の講義をしっかりと聞き、理解することです。大学では高校までの内容の復習や、さらに発展した内容を学習します。大学生活の中にある多くの講義を一つひとつ理解し、教員としての専門的な教養を身につけることを心掛けました。また、積極的にコミュニケーションをとるようにしました。多くの人とかかわることができる経験をし、さまざまな人から話を聞くことで他人の意見や考え方を理解したり自分の教養の幅を広げることを目標にしていました。
一般教養の勉強は1年生後期ぐらいから軽くやり始めて、専門科目は2年生の後期から対策を始めました。最初は高校でもらったワークなどを解き直していたのですが、理科はできるだけ多くの問題に触れたほうがいいと思い、問題集や全国の教員採用試験の過去問を解くようにしました。一つの単元に対してさまざまな問題の出し方があることを知り、その対策を中心に取り組みました。また、わからない問題は先生に相談するなど、専門家の意見を聞くこともしました。
教育実習では、生徒やほかの教員とコミュニケーションを取ることの大切さや教材研究の重要性について学びました。特に生徒とは、積極的にコミュニケーションをとることで授業に対しての態度や積極性が高まると感じました。先生方と情報を共有したり話をすることで、信頼関係の構築にもつながりましたし、教材研究は生徒がわかりやすい授業を展開するためにとても重要だと学びました。
生徒はもちろん、教員や保護者とのかかわりを大切にする教員になりたいです。学校生活を送るうえで、信頼関係はとても重要なことだと思います。生徒との信頼関係を築くことで些細な変化に気づき、声をかけられるようになりたいです。また、常に成長できるよう、他の教員の良いところを吸収して活用し、何事も学ぶ意識を忘れないようにしたいです。
学科の授業と教職科目との両立や教員採用試験の対策など、「大変」「辛い」と思うことが多々あると思います。しかし、それらを乗り越えたとき、大きな達成感を得られるはずです。最後まで諦めずに目標に向かい続けることが大切だと思います。そして、出会った仲間との関係を大切にし、互いに助け合いながら乗り越えていってください。皆さんが夢の教員になれるよう、応援しています。
合格した自治体:茨城県教員採用試験合格(社会)
大学2年生の時から、栃木県立宇都宮商業高等学校硬式野球部でコーチをしていました。日々、部員たちと過ごす中で、部活動だけでなく学校生活でもかかわりを持ちたいと思うようになりました。漠然と教員になりたいという気持ちは大学入学当初からありましたが、この経験を経て、”絶対”に教員になると決めました。
勉強できるときに勉強をする、寝るときはきちんと睡眠時間を確保する、食事もきちんと食べる、など日々の生活を大事に過ごすのはもちろんですが、あえて工夫したことといえば、SNSを見ないようにしたことです。無駄な情報を知りたくなかったので、見ない?必威体育_手机足球投注-官网app下载しないことを意識していました。
これまで深く勉強した経験がなかったので、友人や先生方に相談して勉強のやりかたから組み立てていきました。その結果、基礎を固める?一問一答を解く→問題集を解く→過去問題を解くというサイクルを繰り返すやり方にしました。
「声掛けの声という字は、肥料の”肥”であるべきで、肥料となるような声掛けをする必要がある」と、コーチをしていた宇都宮商業高校の先生がおっしゃっていました。教育実習では、生徒と教員は声を掛け合いながらお互いにエネルギーを分け与えているのだと、実際に感じることができました。実習校は生徒?教員という立場の違いに関係なく、お互いに肥料を与え合う関係が構築されていたので、このような関係を築きたいと改めて思いました。
「教員っぽくない教員」になりたいです。これが目標であり、夢でもあります。また、生徒から学び、生徒に教えられる、柔軟さと視野の広さ、心のゆとりがある人間になれるよう精進します。これまでお世話になった先生方をお手本とし、めざす教員像に近づけるようにがんばります。
感謝する心を忘れないようにしてください。日々の生活は誰かが必ず見ています。誰も見ていないということはあり得ません。なんといっても、自分が自分の日々を常に監視しています。自分の日常が自分自身に誇れるかを考えながら生活することが大切だと感じます。がんばってください。
高校時代に部活の後輩と練習をしているとき、ふとした瞬間に後輩の成長を感じることがありました。「できなかったことができるようになる」「考え方が変わる」といった、人が成長する瞬間が嬉しかったことを覚えています。その時期から教えることに魅力を感じるようになり、教員をめざすようになりました。
入学後はすべての講義を大切にしました。専門教科も教職課程もどちらも教員をめざすうえで重要だと思います。それぞれの課題などでも手を抜かず、できる限り完成度を高めるように心がけていました。
自分の専門教科の苦手な部分を、重点的に勉強することが有効だと思います。理科では、物理?化学?生物?地学と幅広い知識が求められます。範囲が広いため、すべてを勉強しなおすのは骨が折れます。過去問題を解きつつ苦手な部分を見つけ、少しずつ克服していくのがおすすめです。また、二次試験では、個人面接?集団討論?小論文などが必要になってきます。やはり、二次試験も同様に、自分の苦手なものから潰していくといいと思います。
教育実習では、リアルな現場を知ることができました。実際に生徒とかかわることで、座学だけでは学べない生徒とのかかわり方や授業方法などを学びました。ほかにも、自分自身が教員に向いているのか、うまく仕事をこなしていけるのかを客観的に知ることができたと思います。教員は授業だけでなく、生活指導や配布物の作成、課題の添削、部活動など、さまざまな業務をこなさなくてはなりません。自分に足りない能力を知る機会にもなりました。
学び続ける教員でありたいです。少子高齢化?グローバル化?IT化など現代社会は急激に変化しています。変化に対応し柔軟であるために学び続ける必要があると思います。日々の学びを止めずに生徒と共に学んでいく、そんな存在でありたいと思います。
教員は非常にやりがいがあり、魅力的な職業だと思います。しかし、仕事の内容が多く、体力的にもタフさが求められます。さまざまな選択肢と比較しながら自分のキャリアを設計していって欲しいです。専門教科と教職課程の両立はなかなか大変ですが、自分が理想とする教員をめざしてがんばってほしいです。