- 八王子キャンパス
法学部 法律学科
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ますます複雑化する社会において
法的ニーズに応えられる人材を育成します
社会の複雑化、ビジネスのグローバル化、環境の劇的な変化が進む現代において、法の果たす役割はますます重要になっています。法曹界、公務員、民間のいずれにおいても重要な法の基本精神、基礎知識法的基礎知識、論理的思考力、バランスのとれた判断力を養います。
国家公務員試験受験者をサポートする特別講義
法律学科では多くの学生が公務員を志望しているため、公務員試験受検をサポートする特別講義を行っています。たとえば特別講義?憲法は、実際に公務員試験問題(または、担当者が作成した問題)を解く演習を授業と併行して実戦的に進めます。また特別講義?刑法では、具体的な事件を事例形式でとりあげ、学生が討論を重ねて実践的に学ぶことで、公務員試験の受験対策として必要な応用力を身につけていきます。
「法学を学ぶために必要なスキルと基礎教養を習得」
2年次の「基礎教養演習」が、2014年度より必修科目となりました。1年次の「ライフデザイン演習」で身につけた文章表現力を一層鍛えながら、法学を専門的に学ぶために必要な基礎教養を修得し、後の専門科目で高い学習効果を上げることをめざします。授業では、文献などを用いて、メモ取り?読解?要約などの基本的能力、そして論理的思考?批判?プレゼンテーションまで、法学を学ぶ学生に必要な基礎的なスキルを養います。併行して法?民法?刑法の必修3科目と法学概論について学び、応用力を拡張させます。
基礎法律科目、憲法などで基礎を構築した後に、将来めざす分野に合わせて司法コース、ビジネス法務コース、現代社会と法コースから選択。専門的学びを行います。特定分野を掘り下げて学びたい学生は、各種特別演習も履修できます。理論の解説だけでなく、実学としての法律を重視しており、“生きた法律”の修得をめざします。
刑法特講
殺人、傷害、窃盗?強盗などの財産犯、放火、公務執行妨害といった罪について、日常生活で起こる事件を具体的な事例形式 で取り上げ、現実の実務に即した犯罪の捜査処理、公判の遂行などを学びます。指名されたレポーターによる発表をもとに全員が討論し、多数決による刑責の判断などを経て実務的な結論の導き方を学ぶという授業も行い、実践的な紛争解決のための法的思考能力の涵養と法律の解釈?適用の在り方に関する理解を深めます。また、授業の一環として最も重点を置いているのが刑事模擬裁判です。学生自身が模擬裁判を協同作業で企画、立案、実施(実演)することにより、実践的な事実認定や法令適用、量刑の在り方などについてさらに理解を深めていきます。
会社法
「企業」は現代の経済社会の中心的な役割を担う構成要素であり、とりわけ株式会社は極めて重要な位置を占めています。企業の設立、組織、運営および管理の一般について定めた日本の法律が、会社法です。会社法を理解しておくことは、企業経営者や経理担当者だけでなく、企業で働くすべての人にとって大変重要です。この授業は、会社法のうち現代の日本で最も一般的な企業形態である株式会社を中心に取り扱います。2006年より施行されている新会社法を対象として、その解説や解釈論的検討、立法論的検討を行い、適宜民法、商法との関係について捕捉します。会社法Iでは会社法総則、設立、株式について、会社法IIでは会社の機関について授業します。
物権法
社会生活をしていれば、意識していなくても、誰もが物の所有権や占有の権利を得たり失ったりという取引を日常的に行っています。物を直接排他的に支配する権利(物権)について定めた法律が物権法であり、民法では所有権、占有権、地上権など10の権利を規定しています。この物権法の授業では、所有権を初めとした物権に関する基礎的知識の修得を目標とします。民法は財産法と家族法に分かれ、財産法は総則、物権、債権に分かれます。この授業では、民法第二編物権を学びます。物権は物権法と担保物権法に分けられることが多いのですが、この授業ではそのうち前者を扱います。次に担保物権法を履修するために必要な知識を修得する場でもあります。
債権法特講
皆さんはさまざまな「契約」に囲まれて生活しています。朝起きて電気がつくのは電気供給契約をしているからですし、大学に登校するために電車に乗れるのは旅客運送契約をしているからです。コンビニで物を買うときは無意識のうちに売買契約をしています。生活の中の契約を数えたら限りがありません。契約を履行できなかったらどうなるのか、欠陥品を納品してしまったらどうなるのか。こうした諸問題について、実際の契約書や契約モデルを使って、実務で必要なリーガルリスクマネジメントの基礎を学んでいきます。法学部の各科目で学んだ知識を横断的に活用する方法論を身につけ、実社会に出たときに法知識を活用する術を体得することを目標としています。
GPA(Grade Point Average)制度の導入の趣旨は、1. キャンパスとして統一した基準を作成すること、2. 公平性に優れた基準であること、3. 国際的に通用する基準であることとし、学修の成果をGPAという客観的な数値で評価するものです。またこの制度は、欧米の大学で採用されている成績評価制度に概ね準拠しており、海外留学、海外の大学院進学、外資系企業への就職などの際に学力を証明する指標として、海外でも通用する成績評価制度となっています。
区分 | 評価 | GPA | 成績評価基準 | 評価内容 | 英文内容 |
---|---|---|---|---|---|
合格 | S | 4.0 | 90点以上 | 特に優れた成績を表します | Excellent |
A | 3.0 | 80点台 | 優れた成績を表します | Good | |
B | 2.0 | 70点台 | 妥当と認められる成績を表します | Satisfactory | |
C | 1.0 | 60点台 | 合格と認められる最低限の成績を表します | Pass | |
不合格 | D | 0.0 | 60点未満 | 合格と認められる最低限の成績に達していないことを表します。また、授業等の出席日数不足および当該授業における試験の未受験等も含みます | Failure |
対象外 | N | - | - | 編入や留学等により他大学等で修得した科目を本学の単位として認定したことを表します(単位認定科目) | Credits Transferred |
科目の種類 | 必修?選択の別 | 所要単位数 | |||
---|---|---|---|---|---|
総合基礎科目(※2) | 選択 | 12(※1) | |||
英語科目 | 英語Ⅰ?Ⅱ?Ⅲ?Ⅳ | 必修 | 各1単位 | 4 | |
専門科目 | 専門教育科目(※2) | 必修 | 28 | 74 | |
選択必修(※3) | 20/12(※4) | ||||
選択 | 26/34(※5) | ||||
共通選択科目 |
| 選択 | 34 | ||
合計 | 124 |