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2024年12月04日

八王子キャンパス国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)駐日代表による特別講義を実施しました

2024年11月8日(金)、帝京大学経済学部国際経済学科講師 伊藤寛了が担当する「世界の情勢(中東)Ⅰ」において、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)駐日代表 伊藤礼樹氏を講師に迎え、「中東の難民問題 シリア難民の例」と題した特別講義を実施しました。

本講義ではまず難民の定義や2011年から世界の難民?国内避難民が増加し続けていること、難民の多くが近隣諸国に流れていることなどを説明いただきました。続いて特にシリア国内は情勢が不安定であること、隣国レバノンの武力衝突によりレバノンに逃れた多くのシリア難民が再びシリアに戻る選択を迫られていることなど、複雑な中東情勢や新たな人道危機が生じていることなどをお話いただき、最後に伊藤代表は「人道問題を解決するには政治問題を解決する必要がある」と講義を締めくくりました。質疑応答では難民を受け入れている国の状況や日本の難民についてなど学生から多くの質問が挙がり、伊藤代表に一つ一つていねいに回答いただきました。

本学は、UNHCR駐日事務所と国連UNHCR協会が運営する難民高等教育プログラム(RHEP)に2019年より参画し、現在はシリア難民、アフガニスタン難民の学生合わせて二人が本学で学んでいます。本学は今後もSDGs達成に向けた取り組みを推進していきます。

帝京大学のSDGsへの取り組みについてはこちら
伊藤寛了講師の活動レポートはこちら
経済学部国際経済学科についてはこちら

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