経済学部のゼミの多くは、現代の日本経済の状況や企業経営の実際をテーマとする「実学」を重視したゼミです。フィールドワークやデータ分析を通して、テーマを深く掘り下げる過程で、経済学の専門知識に加えて創造性やプレゼンテーション能力、リーダーシップを涵養し、社会で通用する確かな力を身につけます。
比佐優子ゼミ ?『はちみつ?山椒プロジェクト』
はちみつと山椒の知識の習得、食品および化粧品の国際展示会場への見学と参加、商品の生産工程、予算、資金獲得、商品開発、デザイン、広告、販路など学生主体でグループをもとに実際におこなっています。さらに自然環境にも視野を広げ、大学のある多摩地区の里山の自然と地産地消などを通じて、身近な街の自然環境の変化を理解することも視野に入れています。
内貴滋ゼミ ?『英国との違いから日本の地方自治を考える』
英国バーミンガム大学から名誉フェローの称号を授与された内貴先生のゼミでは、日本と英国の政治や制度の違いを学びながら、地方自治や地方分権のあり方について考えていきます。民主主義の発祥の地である英国の成り立ちから、街や故郷を活性化させていく人材の育成を目的としています。
飯塚陽介ゼミ 『経営理論と実践を統合し、「ヒットの要因」や企業戦略を解明』
ゼミのテーマは経営戦略論。特徴は、理論と実践の統合です。前期に行うビジネスゲーム「MESE」(提供元:ジュニア?アチーブメント日本)では、グループに分かれてコンピューター上の仮想企業の経営をします。学生たちに渡されるのは実際の企業と同じような財務諸表、ここから戦略を練り上げます。授業で学んできた理論や知識が実践の中で統合されます。