科目の種類は、総合基礎科目、専門基礎科目、専門科目、教職科目があり、高度な専門性を培うための教育が行われます。
論理数学
メディア授業またはスクーリング授業(指定された会場での対面授業)を行う科目の一つです。情報科学の基礎である集合と論理の基礎を習得し、情報科学のさまざまな問題に対応できる論理的な思考力を高めることを目標とします。抽象的な概念の理解に役立つように、できる限り具体例を示すとともに、演習を取り入れた学習をします。集合、写像、関係、命題論理述語論理から構成されます。スクーリング授業では、授業中に板書して解答を発表するなど、直接授業を受けることで、より学習効果を上げる機会にもなります。
技術者倫理
自宅のパソコンからインターネットを利用してeラーニング(LMS)で学習を進める、メディア授業科目です。「技術者はなぜ説明責任を負うのか」、「なぜヒューマンエラーは起きるのか」。「どのような場合に内部告発すべきなのか」などなど、専門的な知識をもつ技術者だからこそ考えるべきさまざまな倫理問題について、具体的な事例を参考にしながら考察します。
情報理論
指定されたテキストを基に自学学習する科目です。確率論について学んだうえで、通信路、情報源、情報量の概念を学習します。これらの概念にもとづき通信路符号化、情報源符号化などの符号理論といったトピックのほか、暗号理論ならびに情報セキュリティの基礎に関連するトピックなどを学びます。