2025年09月04日
2025年9月2日(火)、帝京大学ラーニングテクノロジー開発室講師 天野由貴が、一般社団法人情報処理学会 山下記念研究賞を受賞しました。本賞は、情報処理学会の各研究会およびシンポジウムにおける発表論文の中から、特に優秀な論文発表者に贈られるものです。
天野講師は、本学における教育実践である「大学におけるファクトチェックを取り入れた情報教育実践」の論文発表が評価され受賞に至りました。
本研究では、本学の理工学部3年生を対象にした「情報社会論」の授業において情報の真偽を確かめるファクトチェックをレポート課題として実施し、提出されたレポートの分析を行いました。その結果、講義内で認知バイアスに関する説明があったにもかかわらず、一部の学生には自分の意見に寄った参考文献を探す様子が見られました。一方で、複数のケースから自分の取り組みたいテーマを選択できたことが、学習意欲の向上につながっていることも確認できました。
本賞の表彰式は、2026年3月6日(金)~8日(日)に開催される情報処理学会第88回全国大会にて行われます。
天野由貴講師の今後の活躍が期待されます。