2025年01月30日
2025年1月21日(火)、社会医療法人 弘恵会ヨコクラ病院(福岡県みやま市)にて実施された多数傷病者訓練に、帝京大学の学生26人(診療放射線学科11人?救急救命士コース8人?診療放射線科学専攻7人)がボランティアとして参加しました。ヨコクラ病院が主催する多数傷病者訓練に本学の学生が参加するのは今年が初めてとなります。
本訓練は、列車と車両の衝突事故を想定した災害医療訓練であり、ヨコクラ病院関係者や柳川市消防本部?みやま市消防本部の方がたも参加し実施されました。
当日は、傷病者役、一次トリアージ役に分かれて活動し、傷病者役の学生は細かい設定にあわせ周りを惑わせるほどの迫真の演技を行い、一次トリアージ役の学生は日頃の実習の成果を十二分に発揮しました。最後はヨコクラ病院にて訓練の総括があり、「大切なことは情報の伝達と共有であること」「情報が錯綜すると混乱が発生し、専門家チームが十分な能力を発揮することができないこと」「災害時医療においてクロノロジーの役割がとても重要であること」「災害時医療は準備が大切であること」「南海トラフ地震が発生する時は学生の皆さんが災害医療の前線で活躍すること」などのお話がありました。
ボランティアに参加した学生からは「災害発生時の現場と病院の対応は大学でもなかなか学べないため、実際を想定した現場を見ることができ、とても勉強になった」「災害時医療では、情報の共有やクロノロジーの役割が重要であることを学ぶことができ、今後医療人として働く際にも重要なことを身につけることができた」などの感想があり、学生にとっても大変貴重な経験になりました。
福岡キャンパスでは今後も地域医療との連携を含めた積極的な地域協力に取り組んでいきます。