2024年12月24日
2024年12月15日(日)、帝京大学医学部公衆衛生学講座主任教授 大久保孝義と本学医学部附属溝口病院第4内科 木村隆大医員らの研究グループは、高血圧患者3022人を7.3年間追跡したデータを用いて、家庭脈拍が速いほど死亡リスクが増すことを明らかにしました。また、外来で測る診察室脈拍よりも患者さん自身が家庭で測る家庭脈拍の方が、死亡リスクとの関連が強固であることも発見しました。これらの知見は、わが国で幅広く行われている家庭血圧計で血圧とともに得られる家庭脈拍の臨床的意義を明らかにし、家庭血圧測定を行っている高血圧患者のリスク層別化の向上による診療の質を上げる新たな切り口となる与えることが期待されます。
本研究成果は、2024年12月15日(日)公開の「Journal of the American Heart Association」誌にオンライン掲載されました。