2024年12月20日
2024年12月9日(月)、日本大学会館 本部(東京都千代田区)にて行われた2024年度第21回環境情報科学ポスターセッションにおいて、帝京大学経済学部地域経済学科教授 坪井塑太郎が「理事長賞」を受賞しました。
受賞対象の発表「孤立可能性集落における自立分散型災害対応の体制構築に向けた実践的研究ー長野県伊那市を事例としてー」は、本年1月に発生した能登半島地震においても露呈した災害時の孤立集落の課題整理を行ったうえで、中山間地域の集落で孤立しても自立するための方策を、現地での実践を通してまとめたものです。
現地では、対象集落での住民参加型の地域タイムライン作成のワークショップや、平時の買物支援として使用されている長距離飛行ドローンを災害時に物資輸送として転用するPhase Freeの展開のほか、地域の小中高校生や自主防災会が当該集落支援にかかわるためのマルチステークホルダ型防災の伴走型支援を実践しました。
本賞は、環境情報科学に関する実践や研究の優秀発表(ポスター)に対して授与されるものであり、これまでの地域での実践が高く評価され受賞にいたりました。今後も研究を通して、社会実装に向けた取り組みが大いに期待されます。
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