必威体育_手机足球投注-官网app下载

图片

トピックス

  • 教育?研究

2024年12月03日

八王子キャンパス鵜飼ゼミが文化学園大学大学院からトゥーレン?サスキア氏を招いて講義を実施しました

2024年11月13日(水)、帝京大学外国語学部外国語学科准教授 鵜飼敦子のライフデザイン演習と服飾文化史の授業にて、文化学園大学大学院助教でテレビレポーターやモデル、 歌手としても活躍中のトゥーレン?サスキア氏をゲストスピーカーとしてお招きし講義を実施しました。
サスキア氏はベルギーのルーヴェン大学で日本学を専攻し、文部科学省の留学生として信州大学で学んだ後、ルーヴェン大学大学院を修了して、再びファッション文化論を学ぶために来日されました。その後、2020年より文化学園大学大学院のグローバルファッション専修で教鞭を執り、2022年にはアール?ヌーヴォー期の着物と三越百貨店化をテーマにした博士論文でジャポニスム学会奨励賞を受賞した研究者です。

ライフデザイン演習では、サスキア氏が幼少期からアジアに感じていた異国の雰囲気やアニメから日本に興味を持ったという経緯、英語が全く通じなくても温かな人たちに囲まれて大好きになったという信州大学での留学体験についてお話しいただきました。また、日本語を教えたいという夢から大学院に進み、きせずしてファッションを研究しはじめ、ご自身が型染めから制作された片身替わりの着物もご紹介いただきました。
日本ではやりたいことはどれか一つだけという考え方が一般的ですが、ヨーロッパでは異なる考え方が一般的で「スーツケースは持てるだけ持った方が良い」というメッセージを送りました。そして偶然が重なって日本と深い結びつきを持つことになった自身の経験から「将来の夢を持つことは大事、でも時には流れに任せることも大事」という言葉を学生たちに送りました。
服飾文化史の授業では、専門である着物文化研究についてお話しいただきました。日本の美術品を扱う店の名を由来とするアール?ヌーヴォー様式が、ヨーロッパでのブームを経てふたたび日本に渡り、明治期の着物柄に取り入れられたという経緯や、日本の呉服屋が百貨店へと転換していくプロセスに着物の図柄の西洋化が深く関連していたことを、図像を提示しながらお話しいただきました。伝統的に古くから日本で着られてきた着物は常に進化し、今では若者を中心に現代のファッションとして生まれ変わりつつあるという分析は、服飾史に興味を持つ学生たちにとって大きな刺激となりました。
今後も本学は、教育指針に掲げている実学教育の場を提供していきます。

外国語学部についてはこちら
鵜飼敦子准教授についてはこちら
トゥーレン?サスキア氏についてはこちら

当日の様子01
当日の様子02
当日の様子03
当日の様子04
当日の様子05
当日の様子06

トピックス一覧へ