2024年11月05日
2024年10月2日(水)、帝京大学文化財研究所はアゼルバイジャン国立科学アカデミー考古学?人類学研究所(アゼルバイジャンバクー)とMOU(部局間の国際交流協定)を締結しました。
同研究所は、国際的にも関心の高いアゼルバイジャンの遺跡の発掘調査や文化遺産保護に従事する職員を多数かかえ、多くの国際共同研究を行っています。しかし、自然科学的な分析についてはまだ専門家が少ないほか、水中遺跡の調査の進展が待たれています。水中遺跡を中心に据えた調査を進めるため、カスピ海考古学部門(Department of Caspian Archaeology)が設立されました。これらの分野に関する国際協力を進めるため、本学文化財研究所所長 山内和也とアゼルバイジャン古学?人類学研究所所長 ファルハド?キリエフ氏は国際協力を進めるMOUを締結しました。
今後は、カスピ海の水中遺跡探査の技術研修やアゼルバイジャンの若手研究者を日本に招聘して研修を行うなど、持続可能なキャパシティ?ビルディングをめざしていきます。