2024年08月07日
2024年7月25日(木)、帝京大学法学部政治学科朴井ゼミが館クリーンセンター(東京都八王子市)を訪問し、現地調査を実施しました。朴井ゼミでは「地方自治」をテーマに調査研究を進めており、現地調査を通して、実際の担当者から話を聞く機会を多く設けています。昨年12月の戸吹クリーンセンターに続き、今回は同センターでの現地調査となりました。
八王子市は環境省が公表する人口50万人以上の都市における「1人1日あたりのごみ総排出量の少なさ」で2年連続、直近6年間で5度目となる全国1位を獲得するなど、循環型社会をめざす先進都市として知られています。今回の現地調査では、市民?事業者?行政の三者協働で成果を上げる取り組みについて学びました。八王子市の担当者からは段ボールコンポストの普及や、賞味期限が近づいた食品類の食品マッチングサービスの取り組みがごみの排出量削減につながっていると説明があり、SDGsの視点から循環型社会の実現には「つくる責任?つかう責任」をそれぞれの主体が認識して、地球規模で考え、日常生活でできることを着実に行う重要性を学びました。また、同センターは2022年度に建設された最新の廃棄物処理施設で、焼却施設で発電された電力が市役所を含む11の公共施設に供給されている点や、全国に先駆けて埋め立てゼロを実現するエコセメント化などの取り組みなど、持続可能な社会のための有効な施策も学ぶことができました。
朴井ゼミでは、10月26日(土)?27日(日)に開催する青舎祭で、フードロス対策をテーマの1つとして掲げ、期限切れ直前の災害食を有効活用する市民活動団体とコラボした「最前線災害食弁当」の提供を予定しています。本日の現地調査で得た知見を生かせるよう企画を進めていきます。
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