2024年06月07日
2024年5月31日(金)~6月2日(日)、パシフィコ横浜(神奈川県)にて開催された日本超音波医学会第97回学術集会において、帝京大学薬学部薬物送達学研究室講師 小俣大樹が第25回奨励賞を受賞しました。日本超音波医学会は、1961年の電気関係学会関西支部連合大会に端を発し、1987年に社団法人として認可され、現在、約1万6千人の会員で構成されています。本学会は、超音波医学に関する学理および技術の研究を通して、学術の発展に寄与するとともに、学術集会の開催などさまざまな活動を行っています。
今回小俣講師が受賞した奨励賞は、超音波医学の発展に寄与するにたる活躍をしている若い研究者を表彰するもので、マイクロバブルと集束超音波を用いた脳腫瘍へのmRNA搭載脂質ナノ粒子の送達に関する研究が超音波医学の発展に貢献する優れた研究であると評価されての受賞となりました。本研究では、マイクロバブルと集束超音波を用いることで、低侵襲的に血液脳関門の透過性を亢進し、新たな医薬品として期待されているmRNA搭載脂質ナノ粒子の脳腫瘍への移行を促進できることを明らかにしました。
受賞に際し小俣講師は「本研究にご協力いただいた先生方や学生の皆さまに心より感謝申し上げます。今後も、本学から革新的な超音波を利用した薬物送達技術を発信していけるように、研究に邁進して参ります。」と述べました。小俣講師の益々の活躍が期待されます。
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