2024年05月31日
2024年4月20日(土)、帝京大学八王子キャンパスの留学生3人が、グランキューブ大阪(大阪府大阪市)にて実施された第78回日本書芸院展の対話型鑑賞会に参加しました。本イベントは2025年に実施される大阪?関西万博の書道展示ブースに関連するプレイベントとして、留学生に日本の書道文化を紹介し、異文化理解を深めることを目的としています。
本学からはコルネホクルス?ルドヴィッグ?ヘラルトさん(文学部4年)、グエン?ホアン?フイさん(経済学研究科1年)、クリステ?ユスティナさん(文学研究科1年)が参加し、通訳として本学大学院日本文化専攻修了生のソン?シカさんも同行しました。留学生たちは本展を鑑賞後、公益社団法人 日本書芸院理事長 土橋靖子氏の司会で、会場内の作品、書の技法、日本や自国の文化などに関する意見交換を行い、参加した留学生たちは「一つの作品に対してその作品から漂ってくる気持ちを語るというのは非常に興味深い体験でした」「外国人にとって作品が何を書いているのか言葉自体は理解できなくても、その筆跡から作者のメッセージを感じることができるとわかった」「書道の作品を、感じる、心で味わうものとして見るようになった」と感想を話しました。
留学生にとって日本の書道に触れる貴重な機会となり、書道を通した異文化交流としてのモデルケースとなる試みになりました。