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2024年03月25日
八王子キャンパス美術部の学生が本学教員の研究に技術協力者として参加しました
帝京大学八王子キャンパスの美術部の部員が、本学医療技術学部スポーツ医療学科助教 内山由美子が行っている『受診を嫌がる子どもを前向きに導く子育て支援「プレホスピタルプレパレーション」』（日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究（C）研究課題23K02315助成）の、歯科受診を怖がる子どもが安心して歯科に行くことができるようになるための絵本?パンフレットの制作に技術協力をしました。作業は、既に制作された歯科受診動画から絵本用にストーリーを書き下ろし、ラフ画とテキスト原稿で構成を重ね、CLIP STUDIO PAINTというアプリを用いて線画?色付けを行うという工程で行いました。
内山助教と部員全員で昨年7～8月に初期ミーティングを行い、「どうしたら子どもに伝わるか」ということを共通認識として、いくつかの案を出し合いました。部員一人ひとりの作風や持っている技術、制作ペースが異なる中、まとめ役の学生が作業管理を行い、約半年かけて絵本制作にあたりました。本学教育学部初等教育学科での学びをアウトプットする部員、初めて誰かのために絵を描く部員、自分の小さいころの歯科受診の経験を思い出しながらアウトプットする部員など、各自がそれぞれの思いや力を結集させて作品を描き上げました。
絵本は、幼稚園や児童館だけでなく、病院や発達支援センターなどで幅広く活用できるよう、絵だけのものとテキスト入りのものの2つのパターンを作りました。部員たちは、「自分の好きなことが誰かのためになるなら」「自分が親になったときにこの経験を役立てたい」「自分たちの作った絵本を読んで、一人でも多くの子どもが歯医者さんを怖がらなくなるように」という気持ちで取り組みました。
今後の研究では、保育現場、地域の子育て支援現場、医療現場などさまざまな場において、絵本の活用方法を検討します。この絵本を読んで、一人でも多くの子どもが怖がらずに歯科受診ができるようになることが期待されます。
協力学生
新井遥己さん （教育学部4年）
上田悠真さん （経済学部3年）
川久保圭人さん （経済学部1年）
坂本一樹さん （経済学部1年）
白畑怜旺さん （経済学部3年）
鈴木盛敦さん （経済学部3年）
ダルビナ?ヨさん（外国語学部4年）
中西一景さん （経済学部1年）
藤原奈ノ香さん （文学部3年）
森田雪月さん （文学部1年）
