2024年02月02日
2024年1月23日(火)、帝京大学八王子キャンパスにて本学教育学部初等教育学科教授 中山京子が、マリアナ政府観光局より名誉観光大使に任命されました。名誉観光大使は、マリアナ諸島とマリアナ諸島の観光産業の宣伝に長期間にわたって貢献した人に授与されるもので、中山教授のこれまでの活動が評価され今回の任命に至りました。
中山教授は2007年からマリアナ諸島における文化、歴史、教育に関する調査を行い、書籍や論文を刊行してきました。2013年には本学教育学部初等教育学科の学生有志とチャモロダンスグループGuma’ Famagu’on Tano’ Yani Tasi(大地と海の子どもたちの意)を立ち上げ、国際交流イベントや帝京大学小学校との協働プロジェクト「チャモロってなぁに?」などの活動を行ってきました。また、2018年1月には、帝京大学総合博物館において、企画展「南の楽園マリアナ諸島の真実 あなたはグアム?サイパン?ロタ?ティニアン島を知っていますか?」を実施しました。学生たちは中山教授とともに、ダンスを通してチャモロの歴史を学び、先進国や途上国のこと、自分たちのことについて考え、学びを深めています。
任命式当日にはマリアナ政府観光局長 クリストファー?A?コンセプシオン氏より楯が授与され、著作や教育を通して継続的にマリアナ諸島について発信してきた中山教授の活動に対して感謝の言葉がありました。授与の後には、中山教授からコンセプシオン氏にマリアナの海を象徴する青色のだるまを贈ったほか、「大地と海の子どもたち」「わたしの大地」などの曲をチャモロ語で披露し、会場は拍手に包まれました。最後に中山教授が副館長を務める帝京大学総合博物館を訪れ、2024年5月から8月にかけて実施予定のマリアナ諸島に関する展示会に向けて会場の下見を行いました。引き続きマリアナ政府観光局との連携を進めていきます。
中山京子教授の取り組みの詳細はこちら
過去の企画展についてはこちら
Guma’ Famagu’on Tano’ Yani Tasiのイベントの様子はこちら