帝京大学シルクロード学術調査団 第3次調査速報 vol.2
調査初日。 朝の雪に不安になりましたが、調査初日の作業として機材の搬入と、文字資料調査を行いました。 調査機材はビシュケク市内の国立科学アカデミーで保管されています。 アカデミーは宿泊しているホテルからは徒歩7分ほどの場所にあります。
前回と同様に、室内作業はホテルの一室をお借りしています。
さて、本日はさっそく文字資料調査を実施しました。今回は中国史がご専門の柿沼洋平先生にご参加いただき、前回調査の際にも訪れたビシュケク市内のコインショップへ行ってきました。 目的の遺物がこちら。
亀符
裏側には文字(漢字)が刻まれていました。
この亀符は唐代のもので、当時のIDのようなものだそうです。
詳しくはまたの機会に。
________
本調査は、日本学術振興会科学研究費補助金基盤研究B(海外学術調査)(課題番号15H05166)研究代表者 山内和也「中央アジア、シルクロード拠点都市と地域社会の発展過程に関する考古学的研究」と連携して実施している。