山梨県甲州市勝沼町に所在する白山平経塚は、康和 5 年(1103 年)およびそれ以降(平 安末~鎌倉時代)の 6~7 基からなる経塚遺跡です。出土品は東京国立博物館に収められ、 一部は国指定重文となっています。

昭和 37 年(今から約 50 年前)に偶然発見されたため、 出土地点?出土状況が不明ですが、今回および今後の調査で何らかの手がかりをつかむこ とを目的として小規模な調査を実施します。

1 所在地　　山梨県甲州市勝沼町勝沼字別所 大善寺東の尾根上、標高 550mの山林中に所在。

2 調査期間　平成26年9月7日(日)~9月13日(土)

3 調査主体　帝京大学文化財研究所　調査担当　櫛原功一(帝京大学文化財研究所研究員?帝京大学大学院)

4 参加者　帝京大学大学院生?学生を中心とする 5~6 名程度

5 調査予定面積　約 30 m?(トレンチ 2 本程度)

6 調査目的
白山平経塚の位置特定、現状把握。

7 調査実習　内容 地形測量?現状確認調査
トレンチによる土層確認、集石の調査、光波測量機を用いた周辺地形測量。（雨天時には大善寺境内出土遺物の整理、他の経塚遺跡?関連寺院跡の巡見）

8 その他　現地には駐車場がありません。また急斜面を徒歩にて 10 分程度登った場所にあるため、現地見学を希望される方は事前に連絡いただき、担当より指示を受けてください。

(連絡先)櫛原 090‐7900‐1153　山梨文化財研究所 055‐263‐6441 　〒406‐0032 山梨県笛吹市石和町四日市場 1566‐2